LNG受入基地
直江津LNG基地
天然ガスに対する需要は、環境・省エネルギー意識の高まりを背景に順調な伸びを見せており、今後も堅調に推移する見通しです。このため当社では、中長期的に十分な天然ガスの供給能力を確保する目的で、当社ネットワークの要衝に位置する新潟県上越市(直江津港)にLNG受入基地を建設し、2013年より操業を開始しています。
直江津LNG基地の概要
- 建設地
- 新潟県上越市八千浦(やちほ)12
- 敷地面積
- 約25ha
- 主要設備
- バース、LNGタンク(地上式18万klタンク×2基、将来1基増設可能)、気化設備、熱量調整設備ほか
- 工事開始
- 平成21年(2009年)
- 操業開始
- 平成25年(2013年)
- A
- B
- C
- D
- E
- F
ガス
LNG船より受け入れたLNGを気化・熱量調整し、
製品ガスとしてパイプラインネットワークヘと送り出します。
LNG船・低温LPG船からLNG、低温LPGを荷揚げしてタンクヘと送り込む荷役設備です。LNGのアンローディングアームには油圧駆動のクイックカプラが付いており船側フランジとの接続・切り離し作業を安全かつ確実に行うことが可能です。
地上式PCタンク18万kL×2
荷揚げされたLNGは、高さ約54m、直径約83mのLNGタンク2基に貯蔵されます。その容量は合計36万kL。1つのタンクでボーイング787が3機格納できる大きさです。
-162℃の液体であるLNGを、海水の熱を利用し温め気化させて、天然ガスに戻します。
主に緊急時に使用される気化器です。天然ガスをバーナーで燃やし、高温の燃焼ガスを熱源として水槽を温め、水槽内に沈められた伝熱管でLNGを気化させます。
気体に戻った天然ガスは、熱量調整設備にてLPG(液化石油ガス)を加え熱量調整 を行い、製品ガスとしてパイプラインネットワークヘ送られます。
熱量調整のため使用されるLPGを貯蔵するタンクです。常温LPGタンクと低温LPGタンクの2種類あります。