社会貢献事業の効果の評価を行いました

INPEXは、イクシスLNGプロジェクトのパートナーと共に、2012年に社会貢献活動の一環として同プロジェクトの陸上ガス液化プラント建設地であるオーストラリア北部準州ダーウィン市にあるチャールズ・ダーウィン大学(CDU)のオーストラリア北部石油・天然ガス研究センター(NACOG)の設立費用として、3百万豪ドルを出資しました。この施設は2013年に開設し、現在、600名以上の工学部の学生がこの施設を利用しています。

今年度、当社は、NACOG設立による社会的経済的効果を理解するため、社会的投資収益率(SROI:Social Return on Investment)の評価を行いました。これにより、設備の整った講義室や研究室を備えたNACOGの施設が、CDUの学生や職員に高く評価されていることが分かりました。加えて、施設の多目的ロビーは、グループ学習や自習、石油ガスのフォーラムなどに利用されており、学生達の更なる学業向上、そして就職率の向上に寄与しています。

また、NACOGの設立により、CDUでは化学工学部を新たに開設し、これにより、28名の学生が入学し、新たに職員を採用しています。

NACOGの施設で研修を受ける当社のプラント施設操業研修生
NACOGの施設で研修を受ける当社のプラント施設操業研修生