• お知らせ

オーストラリア・北部準州ダーウィンを拠点とするクリーン水素ハブ構築に向けた 豪州政府からの補助金について

株式会社INPEX

広報・IRユニット

(電話 03-5572-0233)

 

 株式会社INPEX(以下、当社)は、当社子会社の INPEX Operations Australia Pty Ltdを通じて、オーストラリアの石油・ガス大手Santos、英国のコンサルタント会社Xodusおよびオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)と共に、オーストラリア国内外の水素サプライチェーンを対象とするクリーン水素ハブ(Darwin Clean Hydrogen Hub)の構築に向けた事業化検討調査(以下、同調査)を使途とした補助金をオーストラリア政府に申請しておりましたが、今般、同政府より100万豪ドルの補助金が付与されることになりましたので、お知らせいたします。

 今後、当社は各パートナーと共に、以下の項目を含む事業化検討調査を約18カ月間にわたり進めてまいります。

 
◼ 豪州国内外における水素およびメタノール、アンモニア等の由来物の需要調査(輸送用途、発電用途、化学製品の原料の観点から)
◼ グリーン水素および由来物の製造・供給に必要となる、再生可能エネルギー発電所のサイト選定と水電解のためのインフラの検討
◼ ブルー水素製造に必要な天然ガスの生産とCCS※キャパシティの検討
◼ 水素の貯蔵に必要な容量・要件の検討
◼ 水素の豪州国内利用および輸出の双方におけるサプライチェーンの検討


※CCS(Carbon dioxide Capture and Storage):二酸化炭素の分離回収・貯留

 

 当社は、2022年 2 月に「長期戦略と中期経営計画 INPEX Vision@2022」を発表しており、その中で「水素・アンモニア」分野の目標として、2030 年頃までに 3 件以上の事業化を実現し、年間 10 万トン以上の水素・アンモニアの生産・供給を目指しています。当社は、今後もエネルギー開発・安定供給の責任を果たしつつ、2050 年ネットゼロカーボン社会の実現に貢献すべく、エネルギー構造の変革に積極的に取り組んでまいります。

以上