技術戦略

当社は、経済合理性・エネルギー需給バランスを確保しつつ、地球規模の気候変動を抑制させる為にネットゼロカーボン社会へと移行するエネルギートランジションに取り組んでいます。
当社の長期戦略INPEX Vision@2022を踏まえ、エネルギートランジション実現に貢献し、主要エネルギー供給事業者としての責務を果たすために、事業の基盤となる技術、更には新事業開発の先鋒としての技術の在り方・方向性と将来達成すべき目標を「INPEX技術戦略」としてまとめました。

・石油ガスE&Pの効率化・低炭素化の実現・再生可能エネルギー、CO2地下貯留での競争優位確立・水素等脱炭素エネルギー実用化技術の構築 I-RHEXの強化拡充 デジタル基盤強化 人材確保・育成

基本方針

  1. 1.プロジェクトでの実践や自社の事業活動を通じて、石油ガス開発の技術水準をさらに向上させ、低コスト化、クリーン化、ガスシフトをすすめるとともに、早期開発を実現します。
  2. 2.石油ガス開発事業で培った技術を、親和性の高いCO2地下貯留、地熱発電、洋上風力発電に適応・発展させ、事業の競争優位性の確保およびリスクの低減を実現します。
  3. 3.水素・アンモニア・メタネーション、 Sustainable Aviation Fuel (SAF)、燃焼排ガスCO2回収、Direct Air Capture(DAC)等の脱炭素技術の試行・見極めを進めるとともに、革新的かつ実用的な脱炭素技術の探索・開発を進め、事業化につなげます。
  4. 4.上記2、3を推進するため、産官学のハブとなる、クリーンエネルギー技術の開発・高度化に係るネットワークの拠点「INPEX Research Hub for Energy Transformation」(略称「I-RHEX(アイレックス)」)を強化拡充します。
  5. 5.上記4項目を支えるデジタル基盤を強化し、デジタル技術による効率化、新たな価値創造を実現します。
  6. 6.上記5項目を達成するために、目利き力、現場力、実行力のあるプロジェクト人材、専門技術者および研究開発人材の育成・獲得を進めます。