リトアニアで講演を行いました

20221019日、バルト三国のひとつリトアニアの首都ビリニュスで、EUおよびリトアニア外務省共同主催による「東方パートナーシップ連結性セミナー」が開催されました。本セミナーにEUおよびリトアニア外務省の招きで、INPEXの子会社である株式会社INPEXソリューションズの篠原上席研究員が参加し、講演しました。

東方パートナーシップ(Eastern Partnership)とは、2009年から始められた、EUが東側に隣接する旧ソ連6ヶ国(ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、アゼルバイジャン、アルメニアおよびジョージア)への政治・経済・社会の改革支援を通じて、EU6ヶ国の政治・経済的統合を推進する政策です。

連結性(Connectivity)とは、EUの重要な政策概念のひとつで、概ね「EUが隣接国・地域と道路や鉄道、通信等のインフラ、エネルギー、市場などで繋がることで、EUの成功果実や豊かさを、隣接国・地域へ広げていくこと」を指します。

日本とEUは、2018年に締結した日EU戦略的パートナーシップ協定および2019年に締結した「連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」に基づき、西バルカン(旧ユーゴスラビア諸国およびアルバニア)、東方パートナーシップ諸国および中央アジア諸国等に於いて、輸送、デジタル、エネルギー等の4分野で共同実施できる「日EU連結性」プロジェクトの実現を目指しています。

株式会社INPEXソリューションズは、20202021年にEUから「日EU連結性」に関する調査を受託し、旧ソ連地域に知見を有する篠原上席研究員が担当しましたが、今回の「東方パートナーシップ連結性セミナー」では、この調査の概要や課題等を説明し、改めて日EU関係の重要性が認識されました。

経済や社会の持続的な発展、SDGsの達成にとってエネルギーの安定的な供給は必須であり、当社は、持続可能な形でのエネルギー供給の拡大に努めていきます。

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(写真提供および著作権保有)リトアニア外務省

※株式会社INPEXソリューションズ ホームページ

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