Rimba Raya REDD+プロジェクト(インドネシア)の支援及び カーボンクレジット取得について

国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、インドネシアのRimba Raya Biodiversity Reserve REDD+1プロジェクト(以下同プロジェクト)を支援することにより、今後5年間で500万トンのカーボンクレジット2を取得することをInfiniteEARTH社(同社)と合意しましたのでお知らせいたします。

1 森林減少・劣化の抑制によるCO2排出削減を意味するREDDReducing Emissions from Deforestation and forest Degradation)に、森林管理による森林劣化防止や植林などによる炭素ストックの積極的増加を加えたカンクン合意(2010)の定める概念

2 VCS認証及びCCB認証を取得。VCSVerified Carbon Standard)認証は、国際的なカーボンオフセット基準管理団体VERRA(米ワシントンDC)がクレジットを認証する基準。CCBClimate Community & Biodiversity Standard)認証は、「気候」「コミュニティ」「生物多様性」の3側面すべてのプラスの効果を認証する基準

同社は、2008年からインドネシア中央カリマンタン州で運営する同プロジェクトにおいて、オランウータン保護プログラムを推進するとともに、地域住民の生活向上等を目的として森林保全活動を行っております。同プロジェクトは森林保全活動によるCO2吸収によって継続的に国際的な認証を得たカーボンクレジットを創出しています。(https://infinite-earth.com/inpex

同プロジェクトは、2020年9月、森林保全に加え、雇用・医療・教育・浄水システムの提供等地域社会の基盤整備や、オランウータンの保護等生物多様性保全に取り組んできたことが評価され、世界で初めてSDGsへの貢献を証明するSD VISta3認証を17項目全てで取得しました。

3 Sustainable Development Verified Impact Standard:プロジェクトのSDGsへの貢献を認証する基準

当社は、今般発表した「今後の事業展開~2050ネットゼロカーボン社会に向けて~」に基づき、森林保全によるCO2吸収により、気候変動対応を推進するとともに、貴重な生物多様性の保全や、地域社会の生活基盤向上に貢献する優良なプロジェクトを支援していきます。

「今後の事業展開~2050 ネットゼロカーボン社会に向けて」

https://www.inpex.co.jp/company/pdf/business_development_strategy.pdf

以上

■InfiniteEARTH Ltd.の概要

所在地: Unit 618, 6/F, New Mandarin Plaza, Tower B, 14 Science Museum Rd., 

Tsimshatsui, Kowloon, Hong Kong

代表者: CEO&Founder Todd Lemon

会社概要: カーボンクレジット創出プロジェクトの国際的な開発会社。2008年にRimbaRaya REDD+プロジェクトを開発するため設立された。同プロジェクトは、インドネシア・中央カリマンタンにおいて、64,977ヘクタールの泥炭湿地林を30年間(2008~2038年)にわたり保護するプロジェクトである。

会社HP: https://infinite-earth.com/