アブダビ海上油田の概要

アブダビ海上油田の概要

INPEXは、2014年1月に上部ザクム油田の権益期限を15年余延長(2026年3月9日から2041年12月31日まで)したことを発表しました。その後、2017年11月には、同油田の生産能力を日量100万バレルまで引き上げる計画と、権益期限を更に10年間延長することについて公表しております。

世界でも有数の超巨大油田であるザクム油田の上部油層である上部ザクム油田は、今後も長期的かつ安定的な原油の生産が期待される油田です。そのような上部ザクム油田権益を、2051年末までという長期にわたり確保できたことは、INPEXの目標である「上流事業の持続的拡大」に貢献するだけでなく、日本のエネルギー安定供給にも大きく寄与します。

また、ザクム油田の下部油層である下部ザクム油田は、旧ADMA利権最大の油田であり、INPEXのアブダビにおける生産量の中長期的な拡大に大きく貢献することが期待されます。

アブダビ海上油田から生産される原油について

上部ザクム油田、サター油田及びウムアダルク油田から生産される原油は、
上部ザクム油田から約60キロメートル離れたジルク島へ送られます。
ジルク島に送られた原油は処理が施された後、「アッパーザクム原油」として、
貯油、積み出しが行われます。日本のアッパーザクム原油の輸入量は、日量
約27.4万バレルで、これは日本の原油輸入量の約7.5%を占めています。
(出典:経済産業省「資源・エネルギー統計」平成29年12月)

他方、下部ザクム油田から生産される油田は、同油田から約90km離れた
ダス島へ送られ、ダス島で処理が施された後、ダス原油として貯油・積み出しが
行われます。日本のダス原油の輸入量は、日量約38.9万バレルで、
これは日本の原油輸入量の約10.6%を占めています。
(出典:経済産業省「資源・エネルギー統計」平成29年12月)

日本にとってアッパーザクム原油及びダス原油等を生産・輸出するアブダビ(UAE)は、大変重要な原油輸出国です。

プロジェクト概観

油田名 アブダビ海上 上部ザクム油田/下部ザクム油田/サター油田・ウムアダルク油田
国名 アラブ首長国連邦・アブダビ首長国
作業状況 生産中
子会社名 Japan Oil Development Co., Ltd
JODCO Lower Zakum Ltd.
株主構成 INPEX
INPEX参入年 1973年

今後の上部ザクム油田について

上部ザクム油田では、日量75万バレルの生産能力達成に向けた開発作業を進めております。
この増産計画の特徴は、人工島からの坑井掘削であり、これまで4島の人工島を建設しています。
更には、2024年までに生産能力を日量100万バレルへと引き上げるべく、現在、開発検討作業を進めており、
これが実現すれば、さらなる日本のエネルギー安定供給への寄与が期待されます。


今後の下部ザクム油田、サター油田及びウムアダルク油田について

下部ザクム油田では、日量45万バレルの生産能力を目標とし、
サター油田及びウムアダルク油田については、両油田合計で日量4.5万バレルへの生産能力の増強に向けて、
今後、それぞれの油田にて開発・生産作業が着実に進められる予定であり、
当社のアブダビにおける生産量の拡大に大きく貢献するものと考えております。