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Natural Gas
天然ガスとは

天然ガスも石油と同様、炭化水素ですが、石油に比べて、環境への影響が低いといわれています。天然ガスは、メタンを主成分としていて、有害な一酸化炭素をはじめとする不純物をほとんど含まず、燃焼したときに発生する窒素酸化物、二酸化炭素の量が石炭や石油より少なく、硫黄酸化物は発生しないためです。
天然ガスの生産地は世界各地に広く分布していて、埋蔵量も豊富です。このため、長期的な安定供給・環境負荷の小ささという点で今後もさらに利用が進んでいくと考えられています。
実際、発電燃料や都市ガスの原料として使われるだけでなく、天然ガスで走る車が開発されるなど、その利用はどんどん進んでいます。

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石油・天然ガスは地下でどのように存在しているの?

石油・天然ガスは地下でどのように存在しているの?

地下に存在する石油や天然ガスといえば、地下の大きな空洞に溜まっている様子を思い浮かべる方がいらっしゃるかも知れません。しかし実際には、石油と天然ガスは、地層のなかでも貯留岩と呼ばれる砂岩や石灰岩などのとても小さな隙間に存在しています。

地上から石油・天然ガスが貯留している岩石の層に向かって井戸を掘削すると、圧力差によって石油・天然ガスが地上までわきあがってきます。しかし圧力差だけでは地下の石油・天然ガスを全て採りきることは出来ず、実際に生産するときには水や二酸化炭素などを地下に圧入して、より多くの油ガスを生産できるように、岩石の隙間から押し出すこともあります。