東京ライン完成式 (東京都江東区)
昭和34年、新潟県の上越地方で、今までにない大きなガス田をINPEXが発見しました。それが頸城(くびき)ガス田です。
ここから出る大量のガスを全国でつかうことができないだろうか。そんな考えから、ガスを運ぶためのパイプラインをつくることになりました。翌年、新潟県内のガス田と頸城ガス田がパイプラインでつながり、昭和37年には、東京ラインが完成しました。
峠の急な坂道でも
ガスを安全に運びます
(長野県 坂中峠付近)
東京ラインは、沿線の都市にガスを供給しながら、新潟から東京までガスを運ぶものです。
長さは約330km。日本海側から太平洋側へと本州を横断しながらつづいています。その間、1000mもの高い山をこえ、川をわたり、多く町の中を通っています。
パイプラインのルートは、最も経済的で、管理がしやすく、しかも用地取得が容易な場所を選びました。土木工事はほとんど人の力でおこなわれ、工事にたずさわった人は、のべ50万人にものぼりました。
多くの人の力にささえられ、無事に完成したパイプラインはいまも、クリーンな天然ガスを供給しつづけています。
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【INPEXの東京ライン
昭和37年完成当時のルート】
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ここから東京都江東区豊洲までの長い道のりが始まります。 上の方に見えるのがガス井戸です。
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信越本線とともにパイプランは進む
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ガス専用橋を作って川の上にもパイプを通す
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2月初春、雪が舞う中でも工事は続く
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川の底にもパイプを通す
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険しい山の中ではロープーウェーでパイプを引き上げる
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市街地ではトラックやショベルカーが大活躍
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車道ぞいに工事は進む
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交差点は交通量の少ない深夜に工事を進める
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東京ガス豊洲工場にパイプラインが届く。現在の終点は、東京都足立区東京圧力調整所である。
わたしたちINPEXは、東京ラインのほかにも、さらにパイプライン網をひろげ、現在、総延長は約1,400kmに達しています。