UAEとのパートナーシップ強化

一般財団法人INPEX JODCO財団の設立

当社は、子会社のジャパン石油開発社株式会社（以下、JODCO）を通じて、アラブ首長国連邦（以下、UAE）アブダビ首長国（以下、アブダビ）において石油開発事業を行っております。

2023年にJODCOが創立50周年を迎えるにあたり、当社は一般財団法人INPEX JODCO財団を設立し、30億円を拠出しました。本財団の設立により、UAE社会の発展及びUAEと日本の交流に資する事業の実施を通じて、UAEと日本の相互理解と友好親善を促進し、両国の関係を一層強固なものとすることに貢献してまいります。その第一歩として、本財団は、UAEと日本の鷹狩り文化の交流事業の実施に向けて、UAEの鷹狩協会Emirates Falconers’ Clubと基本合意書（MOU）を締結しました。

今後、本財団は、UAEと日本の鷹狩り文化の交流の他、UAEの青少年の育成、UAEにおけるマングローブ環境教育、UAEの野生動物の保護、日本の茶道文化やマンガ・アニメ文化のUAEへの発信等の実施を検討していきます。

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アブダビにおける取締役会開催

また、本年1月24日には、次の50年に向けた当社のUAEに対するコミットメントを示すため、当社の取締役会をUAEのアブダビにて開催しました。

取締役会では、次の50年に向けた当社のUAEにおける将来的な戦略や、アブダビにおける石油生産の維持拡大及び低炭素化、国連気候変動枠組み条約（UNFCCC）第28回締約国会議（COP28）の開催国でもあるUAEでの水素・アンモニア等のクリーンエネルギー事業の開発、UAEと日本の関係進化のための社会貢献活動の強化等の取組みについて議論が行われました。

また、取締役会の場ではCOP28の議長も務める予定のスルターン・アル・ジャーベルADNOC　CEO兼UAE産業・先端技術大臣と意見交換が行われ、ジャーベル大臣からは、当社のUAEに対するコミットメントへの感謝とともに、エネルギートランジションの実現や積極的に気候変動対応を進めるための、脱炭素、水素、クリーンエネルギー開発の分野で、当社とのパートナーシップを更に深化・強化していくことへの期待が述べられました。