INPEX

TOYAMA Line
富山ライン

富山ラインの完成による
INPEXのパイプラインネットワークの更なる拡充

当社は、新潟県糸魚川市から富山県富山市を結ぶ全長約103キロメートルの天然ガス輸送パイプライン(富山ライン)の建設工事を2012年4月より着手しました。
その後、2016年6月に建設工事が完了し、各種点検などを経て、同年10月27日より富山ライン全体の供用を開始いたしました。

富山ラインの概要

呼 称
富山ライン
区 間
新潟県糸魚川(いといがわ)市(新青海ライン終点)~富山県富山市
距 離
約103km
仕 様
設計圧力7MPa、管径20 インチ(508mm)(一部管径12インチ(318.5mm))

パイプライン建設現場での溶接作業

History
富山ラインに関するこれまでの経緯

2010年10月

事業化に向けた詳細調査開始を発表

2011年05月

建設決定を発表

2012年04月

起工式

2016年01月

日本海ガスとの天然ガス売買基本契約の締結発表

2016年07月

日産化学に対する天然ガス供給開始(一部供用開始)

2016年10月27日

日本海ガスに対する天然ガス供給開始(全体の供用開始)

パイプライン敷設用トンネル

国内産業を支える約1,500kmの天然ガス輸送パイプライン

富山ラインは、新潟県上越市に当社が建設した直江津LNG基地から送出されるLNG気化ガスなどの天然ガスを富山ライン沿線の需要家に対して供給する天然ガス輸送パイプラインであり、富山ラインが供用開始したことにより、当社が保有するパイプラインネットワークの総延長は約1,500キロメートルに拡大します。そして北陸地域における天然ガスの普及促進に寄与するとともに、ガス供給を通じて、北陸地域の経済発展や温暖化ガス削減に貢献できるものと期待しています。

また当社にとっては、中長期ビジョンで掲げる成長目標の一つとして、当社が主導する大型LNG(液化天然ガス)プロジェクトであるイクシスLNGプロジェクトといった海外プロジェクトと国内インフラを結合するガスサプライチェーンの構築を目指しており、この観点から、富山ラインは直江津LNG基地完成後の国内ガス事業の長期的な成長の実現に重要な役割を果たすことになります。

当社は、今後も環境に優しい天然ガスのより一層の普及促進を通じて、環境負荷低減や地域経済の発展に貢献するとともに、天然ガスをより多くの皆様に安心してお使い頂けるよう努力してまいります。

パイプ敷設の様子

パイプを敷設するための推進立て坑

パイプ

Facilities
施設紹介