社外取締役インタビュー

社外取締役

柳井 準

質問1 2016年から社外取締役として出席されている当社取締役会について、どのようにお感じでしょうか?

INPEXの取締役会ではいかにしてこの会社の企業価値を高めていくかという意識を取締役会メンバー全員が共有し、聖域なしの活発な議論が交わされています。この数年で、多様なバックグラウンドを持った社外取締役・社外監査役が加わったことにより、視点を変えた質問、提言が行われ、議論が活性化しています。

執行に関わらない社外役員は経営会議で審議を重ねてきている社内役員とは自ずと案件の理解度に差があり、その上での質疑となりますが、経営陣はこうした社外役員の意見にも真摯に耳を傾け、少しでも会社経営に資するものは積極的に取り入れていこうという姿勢があるため、自由な議論が行われています。

個別の議案に対する社外取締役、社外監査役への事前説明会も取締役会の前週に十分な時間をかけて定例的に行われており、取締役会での効率的な審議に役立っています。

また、毎年実施されている取締役会の実効性評価アンケートの結果を吟味しながら常に取締役会の改革、効率化に努力しているため、取締役会によるガバナンスは透明性を高めた形で進化を続けています。

パンデミックという未体験のチャレンジに相対する中でのクライシスマネジメントに社外役員も英知を絞り、積極的に議論に参加し提案をしていく所存です。

質問2 2018年度に公表したビジョン2040・中期経営計画 2018-2022の内容・進捗状況についてどのように評価されていますか?

2018年度に公表した中期経営計画 2018-2022は、社外取締役・社外監査役も加わって、将来の低炭素社会到来などの環境変化も見据え、INPEXがいかなる局面においても柔軟に対応できるよう、あらゆる選択肢を考えながら活発な議論を経て策定しました。発表から2年後の現在、最大懸案のイクシスLNGプロジェクトは順調に軌道に乗っておりますが、今後パンデミック問題・原油価格崩落など新たに発生した四囲の環境のパラダイムチェンジに臨むに当たっては、この中期経営計画の基本方針は守りつつも危機対応としての大胆なレビューも実行すべく経営陣と共に知恵を絞っていきたいと思います。

質問3 当社取締役会の実効性に関する今後の課題をお聞かせください。

INPEXの取締役会では各取締役の属性が多様性に富んでいるため、毎年行っている実効性評価はこれまで通り自己評価を主体にしたもので良いと思います。

取締役会の実効性において最も肝要な点は、社外役員が充分な情報提供を受けた上で、いかに経営陣に対して忖度なく直截に意見を言える環境が整っているかであると思いますが、この点に関しては他社と比較しても抜きんでていると感じています。

社外取締役

西村 篤子

質問1 昨年、当社初の海外開催となったダーウィンでの取締役会及び現場視察等に参加されたご感想をお聞かせください。

イクシスの現場視察では、INPEX初のオペレーターを担う壮大で複雑なプロジェクトが、女性を含む様々な出身の多様性に富む優秀な人材、そして高い技術力に支えられ、安全重視のしっかりとした体制と運営の下で順調に稼働している様子が印象的でした。

また、現地でお会いした豪連邦政府や北部準州の首相・閣僚など多くの方々から、INPEXへの深い信頼と今後への期待が表明され、ダーウィン地域の先住民であるララキア族コミュニティとの長期にわたる確かな信頼関係の構築などにみられるCSR活動の成果も実感することができ、大変心強く思いました。このような現地の多様なステークホルダーとの間の信頼に基づく良好な関係づくりに真摯に取り組む姿勢が、INPEXのグローバル展開を支える大きな力であると改めて認識しました。

ダーウィンでの現地従業員との懇談

質問2 当社取締役会の実効性に関する今後の課題をお聞かせください。

INPEXの取締役会では、多様性の進展や情報共有の充実化などにより実効性の強化が図られてきていると評価しています。現下の厳しい状況の中で、取締役会としては、コロナ禍などによる世界経済の不透明化、油価の低迷や気候変動への対応などの重要課題に適切に対応していくことができるよう、エネルギー資源業界をめぐる事業環境の変化を的確に見据えた経営戦略の策定とそのタイムリーな実施の監督により、ステークホルダーの皆さまからの信頼と期待にしっかりとお応えしていくことが重要と考えています。