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パイプラインって何?パイプラインって何?

  • 私たちの生活に欠かすことのできないエネルギーの一つに天然ガスがあります。天然ガスは石炭や石油にくらべて燃焼時に発生する炭酸ガスなどが少なく、クリーンで環境にやさしいエネルギーです。

  • 天然ガスは古来よりはるか昔に地球の営みによってつくられ、地中深くに眠っています。INPEXでは天然ガスがある場所を見つけ出し、井戸を掘って取り出し、安全に使えるエネルギーとして遠く離れた皆さんの家庭までお届けしています。

  • 天然ガスを運ぶ方法としては大きく分けて2通りあります。
    一つは天然ガスは-162℃にまで冷やして液体にし、液化天然ガス(LNG)として、専用タンカーで運ぶ方法です。海外からの天然ガスは普通この方法で輸入されます。

  • もう一つの方法は、天然ガスの生産地と消費地を鋼鉄の管であるパイプラインで結び、それを通して気体のまま運ぶ方法です。パイプラインは時に海底を走り、離れた国同士の架け橋になっていることもあります。

  • INPEXの幹線パイプラインである東京ラインは、天然ガスの生産地である新潟県と大消費地である関東の間を結んでいます。
    途中枝分かれをしているパイプラインを含めると総延長1,400km以上になり、沿線では80万件以上の家庭や工場と繋がっています。

  • その間、1,000mの高い山を超え、いくつもの川を渡り、たくさんの町の中を通っていきますが、安全に天然ガスを運べるように、注意深くつくられています。

  • パイプラインは、ルート上のほとんどの所では地中に埋められていますが、そのルートは周到な調査結果にもとづいて決めます。地すべりなどの自然災害が起こりづらい場所や、将来の上下水道管の埋め立て地や宅地開発などの邪魔にならないような場所にルートを取るようにします。

  • パイプラインに使われている鋼鉄の管は、十分に強度がありとても丈夫なので、地震などの災害にもまったく問題ありません。また、毎日の運用・管理には万全の体制で望んでいますので、不足の事態にも瞬時に対応できるようにしています。