1. 天然ガスの基礎知識

「天然ガス」とは、地下から噴出するガス全般のことですが、
通常はその中の燃えるガス、つまり可燃性天然ガスを指します。


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天然ガスが燃えるのは、その成分に燃える物質である
炭素と水素が含まれているからです。

物が燃えるには、「燃える物質があること」「酸素が供給されること」「火が点くある一定の温度があること」の3つの条件が必要となります。

こうした炭素と水素だけからなる化合物を「炭化水素」と呼びます。
天然ガスのほかに石油も炭化水素の仲間です。
また石油から作られる灯油、軽油、重油、ガソリンなども炭化水素に分類されます。

天然ガスを運ぶ方法としては、気体のままパイプライン(導管)で運ぶ方法と、
冷やして液体にすることで容積が小さくなる天然ガスの特徴を利用し、
LNG(液化天然ガス)という形でタンカーやローリーで運ぶ方法があります。

「LNG」に似た言葉に「LPG」がありますが、これは石油や天然ガスに含まれるプロパンやブタンを原料につくられる「液化石油ガス」のことで、

小規模な消費地の場合、LPGはボンベに詰められて
家庭用の「プロパンガス」として供給されます。

世界で生産されるLPGは、原油から採取される物が約30%、天然ガスから採取される物が約30%、石油精製の過程で作られるものが約40%という割合になっています。なお、日本で生産されるLPGは、そのほとんどが石油精製過程から作られます。

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一般家庭に届けられるガスの形としては、天然ガスをパイプライン(導管)で運ぶ「都市ガス」や、LPGをボンベに詰めて運ぶ「プロパンガス」などのほかに、LPGを都市ガスのようなパイプラインによって各家庭へ供給される形態もあります。

基本知識のまとめ