代表取締役副会長 HSE担当
椙岡 雅俊
当社グループが目指す「豊かな社会づくりに貢献する総合エネルギー企業」とは、社会の一員として高い倫理観に基づいて行動し、安全確保と環境保全とを最優先にする文化を有する企業のことです。また、社会に対して安定的にエネルギーを供給するためには、資源を求めて地球規模での事業展開を余儀なくされますが、当該する事業展開にあたっては、国際社会の規範や基準を遵守すべきことは当然であり、また同時に文化のグローバル化も強く求められています。
こうしたことから、当社グループでは労働安全衛生活動と環境保全活動とを、国際的な基準に沿った管理体系のもとで実行することとし、2007年12月に「HSEマネジメントシステム規則」を策定しました。
同システムの構築は、HSE文書の作成、組織横断的なHSE委員会の設置、HSE推進部署の設置、年度ごとのHSE重点目標とHSEプログラムの策定などを伴うものであり、それらが体系的なものとなり、また一貫性を保つことができるようになるにつれ、より高いレベルで当社グループのHSE活動を推進できるようになってきたと考えています。操業現場各所でのHSE活動への取り組みも自主的かつ積極的なものとなり、休業災害件数の大幅な削減も可能となりました。
しかしながら、「安全第一」あるいは「環境保全優先」が、組織の隅々まで浸透しているかどうかについては、不断の努力により見つめ続ける必要があります。小さな活動においても、リスク管理が徹底され、HSE計画が実行され、緊急時対応計画が訓練されている必要があります。事故災害の発生が隠されたりすることなく、すみやかに組織のトップまで報告され、再発防止策が徹底されている状態に仕上げていかねばなりません。このことは、組織としてのHSE文化をどのようにつくり上げていくかというテーマにもつながるものと認識しており、当社グループのHSE文化醸成への取り組みも開始したところです。
当社グループのHSE活動は、経営幹部のリーダーシップはもちろんのこと、現場の最前線で種々の業務に従事する、当社グループならびにコントラクター各社の従業員により推進されています。安全第一に、環境を保全しつつ、現場業務を実行していくためには、現場の力量を高いレベルに保つ必要があります。そのためには、HSE教育訓練プログラムも、質と量の見直しが必要と考えています。
当社グループの活動は、今後ますますグローバル化し、取り組むべきプロジェクトは大規模かつ複雑なものとなってきます。異なる自然環境、多様性のある職場環境さらには広範囲なステークホルダーが存在する中で、社会から信頼され、真に必要とされるにふさわしい企業となるべく、我々は確固たる決意のもとHSE活動に取り組んでいきます。
