東日本大震災を機に、天然資源の少ない日本のエネルギーセキュリティの確保という課題が浮き彫りになったばかりでなく、今後の社会におけるエネルギーのあり方についても大きな議論が投げかけられています。その中で、私たちの利用する電力においてこれまで比較的大きな割合を占めていた原子力発電を代替するエネルギー源として、天然ガスや再生可能エネルギーへの期待が高まりつつあります。特に天然ガスは、他の化石燃料と比べて環境負荷が低いと同時に、埋蔵量も豊富であることから、有力なエネルギーソースとして今後需要が増大すると見込まれています。
当社グループは、今回の震災を受け、改めてエネルギー企業としての役割を再確認し、引き続き石油・天然ガスの開発企業として持つ能力・経験を最大限発揮しつつ、「エネルギーの安定供給」を実現するための体制を盤石なものとしていきます。
オペレーターとして開発を進めている大規模LNGプロジェクト「イクシス(豪州)」や「アバディ(インドネシア)」の生産量は、2つ合わせて日本のLNG輸入量の15%強に相当します。今後、この2つのプロジェクトが計画通りに生産を開始できるよう、全社一丸となって取り組んでいきます。加えて、国内におけるLNG受入基地から広域天然ガス輸送パイプラインに至る、一貫したガスサプライチェーンの構築を通じ、当社に対するエネルギー安定供給への期待に応えていきます。

