FAQ for beginnersよくわかるADCO

権益とは?

権益とは、産油国が石油開発企業に対して付与する、石油・ガスを探鉱・開発・生産・販売する権利のことを指します。産油国と石油開発企業の間で結ぶ契約形態にもよりますが、所有している権益比率に応じて、開発・操業にかかる費用の負担や各種義務の履行が求められると同時に、多くの場合は権益比率分の原油・ガスの処分権を得ることが出来ます。産油国政府に対しては、生産した原油を一定割合提供する、あるいは原油・ガスの販売によって得た収入から、税金やロイヤルティーとして政府に納める、といったことが求められます。

“世界でも有数の規模”ってどのくらいの規模?

ADCO鉱区の生産量は現在日量約160万バレル。これは、平成28年度上期に日本が輸入した原油輸入量の一日分である327万バレル(出典:経済産業省「資源・エネルギー統計」平成28年度上期」)の約48.9%に当たります。現在生産されている油田の中で最大と目されているのが、サウジアラビアのガワール油田で、生産量は日量約500万バレルとも言われています。これは特別大きな油田ですが、同じく世界最大級といわれるクウェートのブルガン油田の生産量が日量約170万バレルであり、ADCO鉱区はこれに匹敵する生産量を誇ります。

今後40年間も生産できるって本当?

今回INPEXが取得した権益の期限は40年。これまでの調査で、今後40年間生産するのに十分な埋蔵量が見つかっています。

なぜINPEXはその油田の権益を取得できたのか?

INPEXは、これまで40年以上にわたり、アブダビ海上鉱区(ADMA鉱区)において、アブダビ政府・ADNOCとともに石油の開発・生産事業を行ってきました。その実績と経験をベースに、ADCO鉱区のプラトー生産期間の延長・増産や、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と連携した研修提供・技術協力などを提案した結果、アブダビ政府・ADNOCから高い評価を得た結果と考えています。加えて、日本政府の積極的な資源外交により、アブダビと日本が強固な信頼関係を築いていることも大きな要因となったと考えています。

マーバン原油はどこから出荷されているの?

ADCO鉱区で生産された原油であるマーバン原油は、現在、ジュベルダンナとフジャイラという2つの港から出荷されています。ジュベルダンナ港はペルシャ湾内に位置しているため、ジュベルダンナ港から出荷されるマーバン原油はホルムズ海峡を通過して日本をはじめアジアの需要家などに出荷されます。他方、陸上パイプラインでインド洋に面したフジャイラ港に運ばれ、フジャイラから出荷されるマーバン原油は、ホルムズ海峡を通らずに出荷されます。

マーバン原油の特徴は?

API39-40の軽質原油で、硫黄分が少なく、ガソリン得率が高い良質な原油のため、日本をはじめアジアの多くの需要家が好んで引き取っている中東原油の代表的な原油の一つです。

アブダビでINPEXが参画している他の油田は?

INPEXは、子会社であるジャパン石油開発(JODCO)を通じて1973年からアブダビ海上のADMA鉱区に、子会社であるインペックスエービーケー石油を通じて1996年からアブダビ海上のアブアルブクーシュ鉱区にそれぞれ参画しています。JODCOのアブダビにおける事業活動についてはこちらをご覧ください。